「被虐マゾ茶道教室」Ver.3：SM茶室で吊り下げられる和服淑女ら♡ その4

「し、失礼いたします皆様、ゆかり師範っ――！」

　茶杓と茶入れを畳の上に置いた沙弓は、右手の人差し指と中指を揃えて口に咥えて湿し、茶碗の中にその二本の指を漬けてゆっくりとかき回す。


（あ、ああッ――ゆっ指でさえ、指でさえ感じるなんてっ……

　ああぁこんなものを体の中に入れてしまったら、ゆかり師範も私たちも、いやぁどうなってしまうのぉッ………！？）


　抹茶に溶けた粉末媚薬は、その中に入れた指でさえドクッドクッと脈動させる――

　少なくとも、沙弓にはそう感じられる。

　その媚薬を今日の茶会では、今までよりも倍の量を使うことを四人は決めていた。

　全員が、留まることを知らない自分たちの被虐性欲の行き着く先を――

　自分たちがいったいどうなってしまうのかを本気で恐れているにもかかわらず、それでも歯止めをかけたいとはどうしても思えないまま、全員一致でそう決めていた。


「よ、よろしいですかっゆかり師範――

　お、お入れ、しますわねっ……！」


「ああ、沙弓さんっ――

　ど、どうぞご遠慮なくっ……おっお入れっ、くださいませぇぇッ……！」


　沙弓は媚薬抹茶に漬けた二本の指を抜き――

　片手でゆかりの豊満な尻肉を割りながら、その二本の指を彼女のアナルにグッと突き刺す。

　その瞬間、ゆかりの畳と平行の体は、彼女自身の叫びと痙攣でやや激しく揺れ――

　突き刺した方の沙弓も、

　茶碗を捧げ持つ礼子も、

　ゆかりの頭の側に端座する和香子も、まるで自分自身が貫かれたような衝撃を味わうのだった。


「あぁぁッ――

　ひ、ヒイッ、ひぐぅぅッ、おッおひぃぃあひぃぃイイイイ―――ッ……！！」


　茶道師範ゆかりは、媚薬抹茶の付着した同性の指を入れられることにより、まるでアナルを発火したようにされ――

　しかも自らの揺れる体のせいでさらに激しく乳首とペニスを畳に擦過され、耐え難い快感の苦しみを味わわされる。

　そんな彼女の苦悶の有様を目の当たりにすることもさりながら、

　その彼女の姿は次の自分の姿に他ならないという、自分たち自身で決めた未来図が、三人のフタナリ熟女マゾヒストらを呆然とするような発情状態に陥れる。

　
「ああ、ゆかり師範っ――

　もう少し、もう少し我慢なさってっ……

　今お茶を、ご準備しますからっ――！」


　澄川礼子は上ずった声でそう言いながら、ゆかりの背中の上で捧げ持っていた媚薬抹茶の茶碗を下ろす。

　そして心は急（せ）きながらも必死の思いで、落ち着いた「茶道の所作」を守りつつ――

　その茶碗を、ゆかりの股間の直下に置く。

　もちろんバキバキに勃起したゆかりのペニスを、手指で持っていったん横によけ、改めて茶碗の中に入れ直して。

　こうしてゆかりのペニスの亀頭は、媚薬抹茶の緑の液体の中に没し――

　彼女の肉棒は茶筅代わりに、それをかき混ぜるための道具となる準備ができたのだった。

（続きます）